不動産鑑定士とは

不動産鑑定士とは、不動産に関する専門知識、経済や法律などの知識を駆使して、土地や建物からなる不動産の適正な価格を求める不動産に関する唯一の国家資格です。

 

不動産鑑定士は、「不動産の鑑定評価に関する法律」により規定された国家資格であり、不動産の鑑定評価に関する高度の専門職業家として、不動産の鑑定評価を行うために必要な資格です。法律に基づく「不動産鑑定評価書」の作成は不動産鑑定士だけに認められており、不動産鑑定士でない人が不動産の鑑定評価を行うことは法律で禁止されています。     

 

具体的には、不動産鑑定士は次のような仕事をしています。

不動産の鑑定評価業務

■一般鑑定評価

・不動産の売買の参考として

・地代・家賃の決定、改定の参考として

・土地・建物の担保評価のため

・不動産の相続に際して

・不動産の証券化に際して

・会社更生法、民事再生法に基づく鑑定評価

・減損会計のため

 

■公的評価

・地価公示

・地価調査

・相続税評価

・固定資産税評価

調査・分析業務

 不動産の取引価格水準や地代・家賃等水準の把握、または不動産売買及び担保価値の把握のための調査・分析のほか、不動産投資や処分の判断資料となる調査・分析なども行います。

コンサルティング業務

 不動産のエキスパートとして広く個人や企業を対象に、不動産の有効活用、開発計画の策定を初めとする総合的なアドバイスを行っています。